欲しいっ 中井脩ブログ

時計屋の商品紹介・・・以外は全て作り話!

GSマランソ【SBGN005】最終投稿

 

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一ヶ月に渡るグランドセイコーフェアも、このような世界状況、経済状況の中、非常に良い結果で締めくくることができました。これもグランドセイコーを愛し、当社を愛していただいているお客様のおかげでございます。ありがとうございます。

というわけで、GSフェアの有終の美を飾るべく、本日のブログでGSマランソ最終投稿としたい。ただ、今回は、商品に関するエントリーのみでいいのではないか。なぜなら、もうアイデアが底をついたから、というわけではない。マランソという新しいスタイルで

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この一ヶ月間休まず、こうしてグランドセイコーを紹介してきてその記念すべき最終エントリーに、ふざけた話をして

「おーしーまいっ」

というのも情けないではないか。最後は”ビシッ”と感動して完結する話をお届けしたい。

しかしながら、母さんが夜なべをして手袋を編んでくれたというような、そんな感動秘話は案外、世の中に転がっていない。

他人の非難や中傷などはゴロゴロしている。してやったりのスッキリスッキリ的、嘘松話もたくさん転がっている。笑える話もたくさんあるのではないか。

しかしながら、美談にはなかなか巡り会えないものである。それは、美しく繊細な内面をもっている人だからこそ、その巡り合いに、数少ない美談が生まれるからである。トートロジーである。同語反復だ。しかしここには、一握の真理がある。

例えば、父から譲り受けた手巻きのグランドセイコー。大切に扱っていたがある日、リューズの動きに違和感が。気になった。父の大切にしていた時計である。ルーペなどで子細に観察しながら丁寧に触っていると、ポロリ。そのリューズが取れてしまった。ああ、やばい。折れたのだろうかとリューズの根元を見てみるが折れたような後はない。時計の方はどうか。ルーペで見てみると、リュウズが取れてしまった時計の中から、産毛ほどに細くて白い糸のようなものが1mmほど、出ていた。

時計を改めてテーブルに置いて見直してみる。俯瞰するのだ。

この複雑だろう内部構造をもつ時計の中から一本の白い糸が。

なんだろう?

好奇心が止まず、その糸をピンセットで摘んで恐る恐る引っ張ってみた。んっ? 抵抗感は多少あるがそれでも少しずつ、糸が出てくるではないか。機械の中に絡まっていたのだろうか? そうだとすると今力いっぱい引っ張ってしまっては中の機械が壊れてしまうような気がする。いくつもの歯車が噛み合って動いているこの機械式時計に今まで密かに存在していたこの白い糸が時計に何らかの影響を与え、さらに糸自体、切れてしまってどこかに紛れてしまうかも。

しかし、気になる。この先には、この糸の先には何があるのか。

ゆっくりゆっくり、慎重に糸を引く。5mm・・・ほどか? ふうっ。抵抗は少ない、まだいけるのか? 1cm。まだいける。4cm、5cm、10cm、おいおい、どこまで伸びるんだい、この糸はと調子に乗って、どんどん引っ張って、その長さが30cm程度になった時、抵抗が強くなる。もう引けそうにない。いや、待て。まだいけるのではないか。南無。グイッと力を入れてみた。その時!

 

GSマランソの最終投稿に選ばれたのが、この商品。

GRAND SEIKO

グランドセイコー

SBGN005

330,000円+税

主なスペック

ケース素材:ステンレススチール

ガラス素材:サファイア

駆動方式:クオーツ

主な機能:GMT(24時間針)

今までなぜ、この時計を紹介していなかったのか。それは、このブログではなるべく限定商品を中心に紹介するというスタンスだったからなのだけど、この時計は、昨年、本数ベースでは当社のトップの売上を誇る時計なのである。

何がそんなに好評だったかっていうと、GSでこの価格。そしてクオーツなので精度も抜群、使い勝手が良好。そんなバランス感の良さではないだろうか?

そして何よりも、この文字盤の色がいいんですねえ。

SBGN005

SBGN005

青い文字盤には見えないと思う。濃いブルーなのです。

すこしは青いか

紺碧というのはこのような色のことを指すのか。

深い海の青

これでは黒に見えます

青なのです。

少し青さがわかるだろうか

この面構え。キリッとしていいではないか。

「見たい」といらっしゃったお客様がご覧になって、皆様がご購入していかれるという恐ろしいさ。完璧です。

もう一枚

大きさは39mmとやや小さめ。今の時計としては、大きくはないという感じが装用のしやすさにつながって、ご購入いただきやすいのかも。

セイコーHPより転載 SBGN005

文字盤の色はこんな感じだろうか。

さて、ここでちょっとした時計のTIP。

クオーツの使い勝手の良さはやはりメンテナンス性にあると思います。

長くお使いになっていただくためには機械式時計だと3~5年に一回の分解掃除が必要になりますが、一方、クオーツはどうか。

SBGN005の場合ですと電池寿命は約3年。

当社を含めて時計専門店では、GSくらいの時計になると、なるべくメーカーでの電池交換をすすめると思います。電池交換の他に、パッキンやチューブという防水性に関する部品を交換し、さらに、防水検査をしますので、これをすることで安心してさらに3年間はお使いになっていただける。グランドセイコーのメーカー電池交換の費用は、上記の条件であれば、5000円+税です。

ただ、このブログで、店頭でのおすすめと同じことを云っていては、詮がない。

私が気の置けない方限定で従来から説明していることを明かしますと

「メーカーでの電池交換は、2回か3回の電池交換でよい」

と説明しています。

もちろん、毎回、メーカー電池交換をするのに越したことはありません。しかし、専門店での電池交換はパッキンやチューブの交換をしない分、大抵、1500円程度で済むことを考えると、メーカー電池交換は費用が結構かかります。

10年15年お使いになったら分解掃除をするということを前提に、毎回の電池交換をメーカー送りにするのではなく、2,3回に一回、メーカー送りをするということで十分だというのが、上記の考え方です。

ただ、以下の方は気をつけたほうが良いかも。

1)汗っかき

2)ズボラ

3)きたな好き

まず、1)汗っかきの方は時計の裏蓋やリュウズの周辺に汗が溜まることが多くあり、パッキンやチューブの劣化を起こして防水不良になることもあります。また、ステンレスの腐食、変色の原因にも繋がることも。

2)ズボラな方も要注意。時計は着けっぱなしだと案外、汚れが溜まるもの。裏側のカン足

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の周辺など、結構汚れや垢が溜まった時計の電池交換は、時計屋なら数えきれないほど遭遇しています。垢や汚れの付着が長いとステンレスの腐食に繋がるので、サビも見られる。こうした方は、電池交換もメンテナンスの一環と捉えて、メーカー送りをしましょう。

3)汚好き

1と2が揃うと大体そうなります。

私も以前は時計に関してきたな好きでした。彼女の部屋に泊まってさあ帰ろうかと、外していた安いデジタル時計を渡してもらおうとしたら

「可愛いー」

とか云いながら取り上げて眺めていたものの、垢の溜まった裏側を見て

「おえー」

とか言われたのが、ついこの前のようです。時が経つのは早いもの。自分でも改めて見てみて

「ゲボー」

とお互い笑ったのはいい思い出。

GRAND SEIKO

グランドセイコー

SBGN005

330,000円+税

商品についてなど詳しくは、 

担当 たくお  まで

お問い合わせフォームはこちら

電話 0857-23-5221

株式会社 中井脩

鳥取市栄町623番地

ご連絡お待ちしています。

 

 

その白い糸を引っ張った先に、何が起こったのか? 白い糸の先には何があったのか?

私のその先には、くだらないことしか思い浮かばないが、皆さんはどうか?

想像してみていただきたい。

この白い糸の先にあるもの。そこに、ちょこっとでもいいので綺麗に輝く何かが見つけられれば。

そんな、ほんの小さなきらめきが、あなたの人生を大きく照らすことがあるのかもしれない。

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